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「木の料理人」が生み出す木目を生かした美しいかんざし

 
湖国の里山|OWL'Sふじい
作業する藤居さんの眼差しは職人というより、宝物をてにした少年のように澄んでいる。
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即売会でかんざしの使い方を実際に説明
 
「木のぬくもりを知って欲しい」工芸品からアクセサリー作りへ
 「木が呼んでくれるねん」。そう言いながら、さまざまな色や形状の木片を自慢げに並べ始めた藤居正康さん。印刷会社で化粧合板のプリントに携わっていた藤居さんは「子どもが社会人になり、そろそろ自分の好きなことをしてもいいかなと」50歳で早々に退職。「木が持つ、美しい木目をたくさん見てきた経験を生かして」木片を用い、ふくろうの置物などの工芸品を作り始めた。木目を生かした独特のフォルムを持つフクロウの置物は、客からの評判も良く販売も順調だったが「見るだけでなく、木に触れその温もりを実感してもらいたい」と数年後には、ネックレスやブレスレットなど直接肌に触れるアクセサリーの制作を始めた。「もともと飽き性でね」と照れ笑いする藤居さん。出来上がった作品をブログなどで発信するうち「木にこだわる人とつながるようになり、仲間が全国に広がった」と言う。
困難への挑戦。誰でも使える木製かんざし目指して
 ウェブ上で交わす対話の中で「一本だけで髪をまとめられる木のかんざしを作って」と依頼された藤居さんは「最初はそんなに難しいことだと思わず、気軽に引き受けたけどこれが難問で」と当時を振り返る。頭の形だけでなく、髪質や長さ、弾力など、一人ひとり異なる条件をすべてクリアするかんざしの形状を極めるため「対面販売を繰り返し、直接意見を聞きながら改良を重ねていった」と話し、藤居さん自らも髪を伸ばして、客に使い方を実演してみせた。結果「そろそろ、理想の形に近づいてきたかな」と手ごたえを感じている藤居さんは「もしかすると、これがかんざしの世界標準になるかもしれんよ」といたずらっぽく笑う。
木の料理人の新たな挑戦
 藤居さんが、かんざしの材料にするのは唐木、紫檀、黒檀など、家具や工芸に使われる木材がほとんどで「今では手に入らない貴重なものもたくさんある」と誇らしげに話す。アジア・アフリカを始め、世界各国の珍木が山と積まれた工房で、無造作に木片を手にした藤居さんは、下書きもないまま電動のこぎりでカットを始めた。10数分後には優雅なカーブを描くかんざしが出来上がり、その表面には美しい木目が見える。「魔法みたいですね」と声をかけると「木が呼んでくれるねん」と再び。
 今後は「木製の眼鏡に挑戦したい」と話す藤居さんは「同じものを作り続けるのはおもしろくないやん。進化したいしね」と職人の顔をのぞかせた。
 
住 所 滋賀県彦根市川瀬馬場町372-5
TEL 090-4900-1747
E-mail owl_2960nfz@yahoo.co.jp
備 考  
 
 
 

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■彦根かんざし ¥2,160
 
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※同一のデザインですが、樹種や色などは多様にございますので、異なる場合があります。